森井賞受賞のお知らせ

医療法人縁空仁科やけやま歯科医院 院長 國原崇洋が、論文

「Incidence and trend of antiresorptive agent-related osteonecrosis of the jaw from 2016 to 2020 in Kure, Japan」

Osteoporosis International 掲載)が、第19回日本骨粗鬆症学会 森井賞を受賞いたしました。

森井賞とは

日本骨粗鬆症学会の「森井賞」は、国内で発表された骨粗鬆症に関する臨床研究論文のなかで、年間を通じて特に優れた成果を示したものに授与される名誉ある学術賞です。

理事・評議員による推薦と選考を経て、原則として各年度1編が選ばれます。 

本賞は、骨粗鬆症分野における臨床研究の質とインパクトを広く認められた証とされています。

これまで、内科・整形外科を中心とした研究者が受賞することが一般的であり、森井賞の受賞は歯科医師初です。本受賞は、顎骨壊死・骨代謝研究分野における歯科からの貢献を示す大きな成果と考えます。

受賞論文の概要と共著者

  • 論文名:Incidence and trend of antiresorptive agent-related osteonecrosis of the jaw from 2016 to 2020 in Kure, Japan
  • 掲載誌:Osteoporosis International 34(6), 1101-1109, 2023
  • 共著者:東森秀年、塚本学、小林雅史、奥村俊哉、寺元秀文、濱﨑貴彦、山崎琢磨、中川豪、沖本信和、藤原佐枝子

この論文は、地域住民ベースで骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(MRONJ)の発生率とその推移を明らかにしたものであり、高用量薬:一般集団比約420倍、低用量薬:同約24倍というリスク差を示した点が注目されました。

ポジションペーパー2023への採用(引用文献 No.76)

さらに、2023年に発表された「薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」において、本論文は 引用文献 No.76 として引用されました。

このポジションペーパーは、国内におけるMRONJの病態、予防・管理・治療の指針を統合的にまとめた重要文献であり、学術的に信頼性の高い治療指針として広く参照されます。

本論文がこのポジションペーパーに採用されたことは、私たちの研究が臨床ガイドラインの根拠データとして認められたという証であり、歯科医療界および骨代謝研究領域における責任と期待を強く感じております。


院長からのご挨拶

この度の森井賞受賞およびポジションペーパーへの引用採用は、ひとえに共著者、研究協力者の皆さま、地域の医療機関・行政との連携、および患者さまのご理解・ご協力のおかげで得られたものです。深く感謝申し上げます。

今後も私は臨床と研究を往還しながら、顎骨壊死や骨代謝に関する安全性の向上と早期予防に寄与してまいりたいと考えています。
引き続き、やけやま歯科医院をどうぞよろしくお願いいたします。

國原 崇洋

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